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仮想通貨交換業者への業務改善命令の報道後の仮想通貨相場動向

22日昼過ぎの「仮想通貨交換業者への業務改善命令」の報道後、しばらくの間は仮想通貨の相場は落ち着いていた。私も「サプライズはない」と書いたのだが、その後、夕方から仮想通貨全体の相場がズルズルと落ち始め、23日朝の時点で1 BTC = $6000ギリギリにまで低下している。この水準は、コインチェック事件を受けて大幅に下がった2/6の年初来安値を更新し、昨年11月中旬以来の安値ということになる。

ビットコインについては、相変わらずJPYのシェアが圧倒的だから、日本人による狼狽売りというシナリオも考えられる。もっとも、ビットコイン相場以外も激しく下落しており、むしろビットコインの市場占有率は小幅ながら上昇している。引き続き下位のアルトコインのシェアが低下しているようだ。日本の取引所に対する業務改善命令を主因とした下落であるならば、ビットコインの下落が主導しそうなものだが、そうでないところを見ると、他にも相場下落の原因があるのかもしれない。