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リンク切れを放置できない性格なもので

WordPressで個人サイトを運営しているが、自動的にリンク切れを知らせてくれるBroken Link Checkerというプラグインを入れている。お勧めプラグインだと読んだのだけれど、最初に記事を書くときにちゃんと確認してリンクを張っているのだから、そんなに切れるものかなあと、最初は半信半疑だった。

ところが、実際にインストールしてみると、ほんの1か月ほどで、3回もリンク切れの報告メールを受け取った。例えば、NHKのニュースサイトの論評記事に張ったリンクは、3週間ほどで切れていた。新聞社のサイトとは違い、NHKでは古いニュースは情報自体を削除してしまう作りらしい。

官庁の審議会の報告書に張ったリンクが切れたこともある。「国会図書館のアーカイブを探してください」と書かれているけれど、そう簡単に見つからない。苦労して修文した報告書も、10年ほど経つと保存期間が切れてしまうのかと、ちょっと残念に思った。

時々ある「webサイトリニューアル」というのも鬼門で、折角張ったリンクが全部切れていてがっかりした経験も過去にしている。できることなら、古いURLを変えないでリニューアルして欲しいものだが、CMS(コンテンツ管理システム)の仕様でどうしようもないものらしい。

見せる側の都合と、見る側の都合は違う。webには掲載するけれど、さっさと消して、最初からなかったような顔をしたい文書もあるだろう。そういうもののために「魚拓」と呼ばれるシステムがあるけれど、よほどのことがない限り、「これは消されるかもしれない」と思って魚拓を取ったりはしないものだ。

でも、圧倒的に多くの文書は、特に意味もなくリンク切れになる。単に管理者が変わったとか、整理するプロセスに入ったとかで、削除はしなくても、掲載場所(URL)が変わってしまうことはよくある。それをきちんとチェックして教えてくれるBroken Link Checkerは、確かにお勧めプラグインだ。でも、リンクが切れたのを教えてくれるだけで、繋ぎなおしてくれる訳ではないから、そこは探しなおす手間がかかるし、見つからないこともある。古い記事を読み返すニーズがあるかどうかは別にして、私はリンクが切れていると気になるタイプだから、そのまま放置はしたくない。ものによっては、知らせてくれたのがむしろ恨めしかったりする。

でもできれば、自分が管理している範囲内ではリンク切れを放置はしたくない。できれば、私がリンクしている先の方々には、極力URLを変えないで管理していただきたいと思う。