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coinlibのマネーフロー図の変化

coinlib.ioというサイトに常時掲載されている「Money flow in the last 24 hours」というチャートは、暗号資産全体における資金の流れを鳥瞰できる便利なもので、私も欠かさずチェックしている。時々、そのスクリーンショットを撮っているのだが、まとめて見ると、長期的な資金の流れの変化が掴めるので、暗号資産市場全体で何が起きているかを観察する際に有用だと思う。最近のスクリーンショットの一覧を以下に掲げる。

ところが、本日、2月16日のマネーフロー図はちょっといつもと違う印象がして、不思議に思った。

このチャート、これまで常に最上段を占めていたBTCが二段目に落ち、ETHが最上段になっているのだ。ここしばらくBTCドミナンスが落ちていたとはいえ、まだ60%台だから、ドミナンス10%のETHと比べるべくもないはずだ。何が起きたのだろう。

別の統計でBTCとETHの取引量を見比べてみよう。coinmarketcap.comではこうなっており、足元の取引金額(下の棒グラフ)をみるとETH(右)が急増しているのが分かる。24時間取引金額をみると、BTCが$44 B、ETHが$24 Bとなっている。

coinlibの統計のベースはcoinmarketcap.comよりも小さいので、数字を単純には比較できないが、coinlibのグラフ表記が変わったのは、ETH⇔Tetherの$3.49 Bの方が、BTC⇔Tetherの$3.22 Bよりも大きかったので図の上方に移動したからだ。

従来と比べて、BTCとETHの取引金額の差が小さくなっていること、ETHが直接 Tetherと取引される割合が増えていることなどを映じた、一時的な現象だと思うが、ここ1年間ほどのBTC独り勝ちの構図が変わりつつあることを印象付けるチャート変動であったと思う。ETHの値上がりが大きかったので、取引が集中したという経緯もあるだろう。

2017年のETHの値上がりにはICOという背景があったが、今回の値上がりの背景はよくわからない。現在の状態が持続的なものか、どちらの方向に変化していくかを見定めていく必要があるだろう。