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百万遍交差点にあった銀行支店の現在

コロナのリモート授業の後で夏休みに入ったので、しばらく東京で自宅にこもっていたのだけれど、そろそろ新学期の準備もあるし、京都に移動して研究室に通うこととした。久々に百万遍のバス停から大学に通っていたら、びっくりしたのは、百万遍交差点にあったダイコクドラッグが閉店していたこと。8月16日には閉店していたらしい。

この建物の一階は薬局、二階は100均になっていて、私も割と便利に使っていた。参加型ワークショップ形態の授業を試行してみたときには、この100均で付箋紙やペンを大量に購入したのを覚えている。このところ大学もリモート授業が続き、客足も衰えていたということだろうか。

ダイコクドラッグが営業していたときには、店頭から歩道にかけて商品棚が並んでいたから気づかなかったけど、それらが取っ払われてみると、なかなか立派な建物であることが分かる。入口は自動ドア、壁面はタイル仕上げ、一階には壁一面に大きなガラスがはめ込まれている。特に繁華街でもないこの交差点には不釣り合いな建物だ。

この建物は、実はかつて、みずほ銀行百万遍支店だった。2005年に支店は統合され、近くのコンビニ横に小さなATMコーナーだけが残った。その建物をそのまま薬局と100均に流用していたらしい。

もっと前をたどると、みずほ統合前は第一勧銀、更にその前は第一銀行の支店だったそうだ。歴史のある支店だったろうに、今は「管理物件 FOR RENT」の看板が寂しげにかかっていた。