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日本のICTに関わる『現況』への危機感

この記事が指摘する問題に強く共感する。では、どうすればいいのだろうか。

記事の挙げている幾つかの対策、転勤が不利にならない社会とか、徹底した男女機会均等とかも大事だと思うけど、それだけではとても挽回できないほど問題は深刻だと思う。高齢者であれ、企業の役員であれ、ITが活用できない人には引退していただくしかないのではないか。

日本は古来から、中国文明の影響を受けながらも、科挙の制度を入れず、縁故主義が幅をきかせていた。現代でも、ITが使いこなせることや英語で仕事ができることは、それだけでは高い給料や高い職位を得る必要条件でも十分条件でもない。

大きな組織では、組織内マネジメントが重要だと考えられているので、マネジメント能力とか人柄とかが重視される。それらは年功序列を維持するのに有利な説明だ。大企業志向の強い若者は、自らの能力が評価されにくい組織に入りたがっているということを理解した方がいいだろう。もし本当に実力で勝負したいなら、起業したりベンチャーにチャレンジしたりすべきだと思う。

海外でイノベーションを実践している企業の役員と面談して、歳上の人に会うことは滅多にない。私も歳をとったということだろうが、国内でイノベーションが必要だという話をする相手には歳上が多く、「実はコンピュータは苦手でして」と応じてくることも少なくない。この構造を変えない限りは、この記事の指摘する問題が解決することはないのではないだろうか。