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「それでも現金派」はいずれ「キャッシュレス派」になる

週刊東洋経済にこんな記事が出ていて、ケーススタディとしてはなかなか参考になる。

それでも「現金派」という男女3人が語る理由
キャッシュレスに移行しない人の心理

­とはいえ、こういう「何となく現金派」とか「面倒だから現金派」という人々は、状況が変わればコロッと簡単にキャッシュレス派に変わると思う。人々が、固定電話から携帯に移行した時や、携帯からスマホに移行しつつある現在を考えれば、色んな人がいるのだから、早い遅いの差があるのは仕方ない。でも、結局は大勢が移行すれば残りの人々も移行するものだ。

多分問題は、もっと岩盤のように変わらない、というか「変われない人々」ではないか。頑として携帯もスマホも受け付けない高齢者、障碍でスマホが使えない人、そういう方々も少なくないはずだ。彼ら彼女らが不便にならないように、でも社会の効率化を阻害しないように、最低限のユニバーサル・サービスとしてのキャッシュレス決済を提供していくという発想が大事だろう。メインの客層で主導権を握った企業が次に考えるべきは、そういう金融包摂的な視点であるべきだと思う。