ブログ

Blogs

現金はいつまで災害時のBCP手段であり続けるか

北海道地震に伴うブラックアウトの記憶が、キャッシュレス化の逆風になる、と報じられています。

もちろん、キャッシュレス至上主義を唱えているつもりはありません。当面、日本では、現金が重要な決済手段であることは事実ですし、災害が起こるたびに、それが強調されます。

とはいえ、こうした記事の根底には、「だからやっぱり現金だよね」という主張が読み取れるので、そこは一呼吸置いて考えるべきところかと思います。停電が日本よりも頻繁に起こる新興国においても、キャッシュレス化は進められています。まして、ほとんど停電が起きない日本において、ごく僅かにしか発生しない停電の時に備えて、現金を使い続けることが正当化できるとは思いません。

そもそも、キャッシュレスが進み、現金を使い慣れなくなった社会において、BCPのためだけに現金を存続させることは現実的なのでしょうか。今でも銀行で時々やっている「全銀システムが止まった時のための手作業訓練」を連想してしまいますが、実際に手作業に戻すことは不可能だと思います。BCPとしてのコスト効率の発想も必要ではないかと思います。